2018.04.17 | NEWS
「未来のミライ」がカンヌで全世界最速上映!!
アニメーション映画で唯一!第71回カンヌ国際映画祭
「監督週間」に選出、公式上映が決定!
この度、「未来のミライ」が世界三大映画祭の一つとしても知られる、第71回カンヌ国際映画祭開催期間中に実施される「監督週間」に選出され、上映されることが決定いたしました!
今年が開催50年目の節目となる「監督週間」は、フランス監督協会が主催し、カンヌ映画祭から独立した並行部門。作家性を重視し、映画監督が世界に出て行く登竜門として知られており、これまでもソフィア・コッポラ、日本人では大島渚、北野武などが選出されています。今回は、1609本もの応募作品の中から、20本の長編作品が選ばれ、アニメーション作品では、『未来のミライ』だけが正式招待となります。アニメーションという表現で「新しい映画」にチャレンジを続けている細田守監督は、今作では4歳の男の子を主人公にするという世界の映画史でもあまり例のないチャレンジをしています。そんな細田守監督は、前作『バケモノの子』でも、第63回サン・セバスチャン国際映画祭において、同映画祭の歴史の中でアニメーション映画としては初のオフィシャルコンペティション部門に選出されるなど、表現の垣根を越えた実績を積み上げてきました。
また近年、「監督週間」に選出された、バンジャマン・レネール監督『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』(2012)、高畑勲監督『かぐや姫の物語』(2014)、そしてクロード・バラス監督『ぼくの名前はズッキーニ』(2016)は何れも米国アカデミー賞長編アニメーション部門にもノミネートされています。今までに手掛けた作品でも国内外の様々な映画祭で上映や受賞歴のある細田監督ですが、「監督週間」での選出、上映は今回が初となります。
今回の「監督週間」公式記者会見では、「日本アニメへの賛辞であり、細田守への賛辞である」というコメントと共に、選出が発表されました。
本作は5月の本映画祭開催期間中に実施される「監督週間」で、全世界最速上映され、現在、細田守監督、主人公・くんちゃんの声を担当した上白石萌歌の参加も予定しております。
細田守監督、キャストの皆様からも喜びの声が寄せられました。
■監督・声優コメント
細田守(監督・脚本・原作)
「スタッフみんなでがんばって作品を作っておりますが、日本よりも早く世界で最初の上映がカンヌ映画祭・監督週間と聞き、ただただ驚いています。世界の人々に4歳の男の子を主人公とする「家族」の映画をどう受け取ってもらえるのか、非常に楽しみです。」
上白石
「初主演を務めさせていただいた素晴らしい作品と一緒に、憧れのカンヌに行くことができるなんて、この上ない幸せです。小さなお兄ちゃんが見せてくれる美しい世界が、話す言語も価値観も違う世界中の方々の目にどう映るのか、とても興味深いです。わたしの愛おしくて大切なこの作品が広がっていくことにワクワクしています!」
黒木
「カンヌ映画祭・監督週間での上映おめでとうございます!くんちゃんを軸とするこの「家族」の映画が、世界の方々の心にどのように響いていくのかとても楽しみです。そして、そんな小さなくんちゃんの大きな世界の冒険に少しでも関わることができてとても嬉しく思います。」
星野源(おとうさん)
「細田監督、選出おめでとうございます。あの家族と家庭がカンヌでどんな風に伝わっていくのか、楽しみです。」
麻生久美子(おかあさん)
「カンヌ映画祭に「未来のミライ」が選ばれたこと、大変光栄に思います。細田監督が華やかな舞台に立たれると思うと本当に嬉しいです。監督、おめでとうございます!!」