監督・脚本・原作
細田 守MAMORU HOSODA
1967年生まれ、富山県出身。金沢美術工芸大学卒業後、1991年に東映動画(現・東映アニメーション)へ入社。アニメーターを経て、1997年にTVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎(第4期)」で演出家に。1999年に『劇場版 テジモンアドベンチャー』で映画監督デビュー。2000年の監督2作目、『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』の先進性が話題となる。その後、フリーとなり、2006年に公開した『時をかける少女』(原作:筒井康隆)が記録的なロングランとなり、国内外で注目を集める。2009年に監督自身初となるオリジナル作品『サマーウォーズ』を発表。2011年に自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立し、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)と3年おきに話題作を送り出し、国内外で高い評価を得ている。最新作『未来のミライ』は第71回カンヌ国際映画祭・監督週間に選出された。
作画監督
青山浩行HIROYUKI AOYAMA
テレコム・アニメーションフィルム、フリーを経て、現在はスタジオ地図所属。『スペース☆ダンディ』(14)で作画監督、『コクリコ坂から』(11)などで原画を担当。細田守監督作品では『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』(05)、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)で原画、『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)で作画監督を務めた。
作画監督
秦 綾子AYAKO HATA
テレコム・アニメーションフィルムを経て、現在フリー。『かぐや姫の物語』(13)などで作画、『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』(11)では作画監督を担当。細田守監督作品では『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)、『バケモノの子』(15)に原画で参加。
美術監督
大森 崇TAKASHI OMORI
1977年生まれ。スタジオジブリに入社後、『猫の恩返し』(02)、『ハウルの動く城』(04)、『ゲド戦記』(06)、『崖の上のポニョ』(08)、『借りぐらしのアリエッティ』(10)、『風立ちぬ』(13)などで背景を担当。『コクリコ坂から』(11)では共同美術監督、また『思い出のマーニー』(14)では美術を担当した。細田守監督作品では『おおかみこどもの雨と雪』(12)に背景、『バケモノの子』(15)に美術監督として参加。
美術監督
髙松洋平YOHEI TAKAMATSU
1978年生まれ。スタジオジブリ入社後、『猫の恩返し』(02)、『ギブリーズ episode2』(02)、『ハウルの動く城』(04)、『ゲド戦記』(06)、『崖の上のポニョ』(08)、『借りぐらしのアリエッティ』(10)、『かぐや姫の物語』(13)で背景を担当。『コクリコ坂から』(11)では共同美術監督を務め、『思い出のマーニー』(14)では美術を担当した。細田守監督作品では『おおかみこどもの雨と雪』(12)に背景、『バケモノの子』(15)に美術監督として参加。
音楽
高木正勝MASAKATSU TAKAGI
1979年生まれ。音楽家/映像作家。京都府出身。12歳よりピアノに親しむ。19歳より世界を旅し撮影した映像作品を作りはじめる。01年、アルバム「pia」をニューヨークより発表。国内外でのコンサートや展覧会をはじめ、スタジオジブリを描いた『夢と狂気の王国』(13)をはじめとした映画音楽、CM音楽、執筆など幅広く活動している。細田守監督作品では『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)に参加。
画面設計
山下高明TAKAAKI YAMASHITA
1967年生まれ。東映動画(現・東映アニメーション)へ入社、アニメーターとして活躍。「スタジオ地図 」設立以前の細田守監督作品にも多数参加している。14年、東映アニメーションを退社、現在はスタジオ地図所属。細田守監督作品では『時をかける少女』(06)で原画、『サマーウォーズ』(09)でレイアウト設計、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)で作画監督として参加。
色彩設計
三笠 修OSAMU MIKASA
1962年生まれ。主な色彩設計作品として、映画『獣兵衛忍風帖』(93)、『バンパイアハンターD』(00)、『猫の恩返し』(02)などがあり、TVシリーズでは「ストラトス・フォー」(03)、「かいけつゾロリ」(04)、「神撃のバハムート」(14)なども手掛ける。細田守監督作品では『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)に参加。
CGディレクター
堀部 亮RYO HORIBE
1974年生まれ。01年にデジタル・フロンティアに入社。フルCGアニメ『ぼのぼのクモモの木のこと』(02)にCGデザイナーとして参加。ゲームムービー「鉄拳5 Dark Resurrection」(06)や、映画『蛇にピアス』(08)などのCGディレクター担当。細田守監督作品では『サマーウォーズ』(09)で仮想世界OZのCG、『おおかみこどもの雨と雪』(12)では背景を動かす自然描写、『バケモノの子』(15)のCGを担当した。
衣装
伊賀大介DAISUKE IGA
1977年生まれ。東京都出身。96年より熊谷隆志氏に師事後、99年スタイリストとして活動開始。以降、雑誌・広告・演劇・PVや映画など多方面で活躍。主な担当作品に『ジョゼと虎と魚たち』(03)、『モテキ』(11)、『舟を編む』(13)、『バクマン。』(15)、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』『溺れるナイフ』『何者』(16)、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(18)などがある。細田守監督作品では『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)に参加。
プロダクションデザイン
上條安里ANRI JOJO
1962年生まれ。『7月7日、晴れ』(96)以降、数々の映画美術を務め、05年『ALWAYS 三丁目の夕日』、14年、『永遠の0』(13)で日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞。細田守監督作品では『サマーウォーズ』の仮想世界OZの美術、『おおかみこどもの雨と雪』(12)の主人公宅や学校など、建物の美術設定、『バケモノの子』(15)ではバケモノの街・渋天街、リアルな渋谷の街並みの美術設定を手掛けた。
プロダクションデザイン
谷尻 誠MAKOTO TANIJIRI
1974年広島県生まれ。日本の建築家。94年穴吹デザイン専門学校卒業後、設計事務所勤務を経て、00年に建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICEを設立。14年より吉田愛と共同主宰。現在、穴吹デザイン専門学校非常勤講師、広島女学院大学客員教授、大阪芸術大学准教授。SUPPOSEが手がけた住宅は100軒超。JCDデザインアワード、グッドデザイン賞など受賞多数。17年には初の作品集「SUPPOSE DESIGN OFFICE -Building in a Social Context-」を出版。広島と東京を拠点に世界で活躍している。
プロダクションデザイン
tupera tupera
亀山達矢と中川敦子によるユニット。02年より活動を開始する。絵本やイラストレーションをはじめ、工作・ワークショップ・舞台美術・アニメーション・雑貨など様々な分野で活動している。絵本に「かおノート」「やさいさん」「しろくまのパンツ」「パンダ銭湯」など著書多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクション、京都造形芸術大学こども芸術学科客員教授も務める。
プロダクションデザイン
亀田芳高YOSHITAKA KAMEDA
1968年兵庫県出身。1993年に神戸芸術工科大学工業デザイン学科プロダクトデザインコースを卒業、同年4月に川崎重工業株式会社(現)車両カンパニーに入社。(現)国内プロジェクト本部技術企画部デザイン課に配属され、これまでに新幹線、在来線、新交通システムなど、数多くの車両のデザインを手がける。現在はデザイン課担当課長。
プロダクションデザイン
小野令夫REIO ONO
1964年生まれ。日本のインテリアデザイナー。小学校時代をパリで過ごし、桑沢デザイン研究所在学中から(株)サザビー・家具事業部に勤務。88年、(株)ユナイテッドパシフィックス設立。中目黒・東山に直営インテリアショップPacific Furniture Serviceを開店。07年、Tristar Manufacturing Co., Ltd.設立。アパレルを中心とする商業施設のほか、個人住宅も手掛ける。01年に公開した映画『みんなのいえ』に登場するデザイナーのモデルでもある。
企画・制作
スタジオ地図STUDIO CHIZU
2011年4月に細田守とプロデューサーの齋藤優一郎が新たな映画制作を行う拠点として設立。スタジオ地図は、アニメーション映画のみを専門に企画・制作する世界で最も小さなスタジオであり、そのスタジオ名には「新しいモチーフやテーマ、そして表現にチャレンジをして」、「まだまだ無限に可能性が広がるアニメーション映画という大地に」、「新しい地図を作る」という映画制作に対する精神が込められている。